ハッキリわかる スキーテクニック 質問コーナー
GSの時の内傾角 - 初心者レーサー (男性)
2025/08/20 (Wed) 00:30:55
質問失礼します。
当方高校生で競技歴3年目、来シーズンからFISをやる予定です。ですがお恥ずかしい話、193のGS板がまだうまく乗れません。
SL板なら板の反発も強いのでなんとか誤魔化して内手がつくまで体を落とせるのですが、GS板ともなると同じ感覚でやると必ずと言っていいほど外足が逃げ、シェーレンになってうまく曲がれません。
内傾もほとんど作れないのです...
自分では股関節の硬さが原因だと思っていましたが、先日、FIS登録するために加入したクラブのコーチには内足始動で膝を返すとうまく体が落とせる、と言われ今まで全て独学で外足始動でやってきてまあまあ結果を出していたので正直初耳でした。まだ雪上に立てていないので試せていませんが...
あのGS独特の三角形?の内傾角はどのように作るのでしょうか?
何かコツなどはあるのでしょうか?
何卒ご教授お願いします。
Re: GSの時の内傾角 - 初心者レーサー (男性)
2025/08/26 (Tue) 01:16:32
なるほど、やはり内足は持ち上げるのですね。今シーズンは色々試してみます!
回答ありがとうございました、勉強になりました。
Re: GSの時の内傾角 - TOKU (男性)
2025/08/21 (Thu) 06:34:13
板に関するルールが厳しくなっているのですね。
それでも規定に合う板の中でより柔らかいものを選べばいいのではないかと思います。
あとは、スキー板に対する圧力を強める方法をしっかり取ること。両脚操作ではなく片脚交互操作をする。さらには内足は一旦持ち上げたらそのターンが終わるまで絶対に下ろさない。より高く上げるのはOK。というような操作をすることでしっかり板がたわむようになり、内傾も作りやすくなるでしょう。
最近は両脚を使って滑れという指導がなされていることが多いように思いますが、私はその考えには否定的です。直滑降や浅いターンにはそれでいいと思いますが、しっかりターンをしなければならない状況では片脚交互操作を使って強く板に圧力をかけるべきだと思っています。
ビンディングの位置を前にずらすと板が短くなったように感じて回しやすくなるかもしれません。でも根本的な解決にはならないような気がしますが、試してみてもいいかもしれません。
Re: GSの時の内傾角 - 初心者レーサー (男性)
2025/08/20 (Wed) 15:13:54
返信ありがとうございます。
FISは板の長さとラディウスが規定されてるのでなんとも板の長さなどを変えれないのが現状です
今まではマスターズ用の板で滑っていたので、25mのラディウスまではなんともないのですが、FIS板の30mにもなると全く別物です。一応体力、体格面では平均よりあるので板を撓ます力がなかったりブーツが硬すぎるってことはないと思うのですが...
ビンディングの位置をちょっと前に出すだけでもだいぶ乗りやすくなるっていう話をたまに聞きますがどうなんでしょうか?
Re: GSの時の内傾角 - TOKU (男性)
2025/08/20 (Wed) 07:02:07
初心者レーサーさん、質問ありがとうございます。
FISに登録するということは本格的にレースをやられるのだから是非頑張っていただきたいですね。
さて、内傾角の件ですが、お話を聞く限り技術的な面よりむしろ板が自分に合っていないのではないかと思います。
GSの板はSLの板より硬めでサイドカーブも緩く作られています。想定速度やターン半径が違うからそうなっているのですが、多くは海外で作られるものだから外国人の体格に合わせて作られているのが普通でしょう。
私はいつも思うのは、レースする人は(アイスバーンを滑る人は)もっと柔らかい板に乗るべきだ、ということです。特に小柄な日本人は板のランクを下げてでも柔らかめの板に乗った方が思い通りのカービングターンができると考えています。
「GS板ともなると同じ感覚でやると必ずと言っていいほど外足が逃げ、シェーレンになってうまく曲がれません」と言われている通り、これは想定どおりに板がたわんでないということです。もっと柔らかい板を探すか、レディース用のGS板とか、長めのSL用の板を用いるのも一つの方策だと思います。
技術的な選択肢は2通りあると思います。一つは抱え込み押し出しによるターンテクニックを使う事。これは今流行の技術なのでほとんどの選手がこのテクニックを使っているように思います。
もう一つはターン切換え時に腰を高い位置にもっていって、高い位置から落ちていく力も使いながら外スキーに強い圧力をかけていくという方法です。私はこのテクニックの方にこだわって滑っています。腰を高い位置に持っていくには膝を伸ばすので、腰の前後の位置も自然と前にいくようになり、思い切って内傾を作って深いターンに入っていくことができます。高い位置から落ちていく力を使うのでより強い圧力が生み出せるので、例えば春先の重いザラメ雪を滑る時なども楽に滑ることができます。その重いザラメ雪を前者の方法で滑ると結構疲れますね。
ただ、前者の方法と私の使っている後者の方法とでどちらの方が速く滑れるのかは私の中ではまだ答えが出ていません。タイムを計って滑れる環境があれば両方試してどちらが速いのか結論が出せると思いますが、あなたがそういう環境にあるなら是非試してみて欲しいと思います。
「内足始動で膝を返すとうまく体が落とせる」という意見もあるとは思いますが、私はあくまで外足主導(始動)であるべきだと考えています。